作词 : Neon Hana
作曲 : Neon Hana
冬の夕暮れ、吐く息は白い 遠回りして歩く、馴染みの道
角を曲がると、風が変わる 一瞬で心を掴むあの匂い
お肉屋さんのガラスの向こう 温かい照明と黄金の海
揚げる音だけが世界を埋める 今日はきっと、疲れてたんだ
ポケットの小銭を握りしめて 「ひとつだけ」って、つぶやく
紙袋越しに伝わる熱 冷えた手を優しく温めてくれた
揚げたてと、記憶のワルツ サクサクの衣が弾けるたびに
子供の僕が目を覚ます 泥だらけで笑っていたあの日々
立ち止まって食べるコロッケは あの頃の母さんの匂い
ああ、生きててよかったと思える 小さな、確かな温もりだ
冷えた指先でそっと割る 湯気とともに広がる、甘いじゃがいもの香り
砂糖と塩と、誰かの優しさ 特別じゃない、でも忘れられない味
受験の夜も、失恋の日も いつもこの匂いがここにいたね
立ち止まることを許してくれる 帰り道の、優しい道標
人生の大きな問題も この温かさの前では、少し小さくなる
また明日から頑張れる そんな気がするんだ
揚げたてと、記憶のワルツ サクサクの衣が弾けるたびに
子供の僕が目を覚ます 泥だらけで笑っていたあの日々
立ち止まって食べるコロッケは あの頃の母さんの匂い
ああ、生きててよかったと思える 小さな、確かな温もりだ